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【引退ブログ】-BLUE PRIDE- AS小森 渉

まず初めに平素より弊部に関わってくださるコーチ陣、OBOGの方々、保護者・関係者の皆様、並びにラクロス関係者すべての皆様、日頃より多大なるご声援・ご支援を頂きありがとうございます。この部活を続けることができたのも多くの方々に支えられてきたためだと感じております。改めて感謝申し上げます。


4年ASリーダーの小森渉です。


拓也からバトンを受け取りました。僕が彼のことを先輩のように感じていたのは顔が怖いというより、彼が僕に無愛想な態度をとっていると勘違いしていたからです。しかし今では笑顔で話しかけてくれるので良かったです。


次はまっすーです。いじられてもスクイズの水を掛けられても笑って対応する彼の優しさ、懐の深さにいつもほっこりしています。僕と同じで口数が多いタイプではないですが、彼がいるだけでその場が和むのでチームにとって欠かせない存在です。公務員試験や怪我で離脱していた時期が長かったまっすーの得点は特に嬉しいです。次の試合でもランシュー決めてくれると思います。


引退ブログといっても2日後に全学の準決勝が控えているので、2日後に迫る準決勝に向けての意気込みを添えて締めさせていただきます。拙い文章になるとは思いますが、読んでいただけると幸いです。


この部活を始めたきっかけは同じ学科である中村優心(20世代G)のLINEだった。当時の自分は大学といったらサークルだと思っていたのでフットサルサークルにDMを送ったのだが、返事が返って来ず何の団体にも属せず4年間を終えるものだと感じていた。そこでパスキャ体験があることを教えてくれて、いざ体験してみるととても楽しかった思い出がある。



その日が自分とラクロスの最初の出会いだった。ちなみに同じ日にたいしもいて一緒の時期に入部した。


ラクロス部に入ったもう1つの理由として、自分が成長できると感じたからだ。このチームは日本一を目指すチームであるから生半可な気持ちで入っちゃいけないと感じていた。絶対辛いことや苦しいことがあるのは入る前から分かっていたけど、Spiritにも書いたように厳しい環境や厳しい状況を克服することで人間として成長できると感じていたから、今まで楽しいことより苦しいことの方が圧倒的に多かったですが、この部活を辞めようと思ったことは一度もなかった。


ここでプレイヤーの頃を思い出しながら書きたいと思います。1年生の時は11月に入部したこともあって組織の練習には最初入れず個人での練習が続いた。そして迎えた新人戦でしたが、特にこれといった活躍は出来ずに決勝で名大に負けて終わった。自分が何も出来なかった悔しさよりも名大に対する勝てなかった悔しさの方が大きかった。2年生に上がると少しずつではあったが、自分の中で上達している感覚はあって周りの方に褒められることが多くなった。しかし2年生、3年生の間はチームの中で技術的にも身体的にも劣る自分にどこか劣等感を感じていた。


“自分はこの組織に必要ないんじゃないか”


“まだ声を出して盛り上げることが出来ればチームにとって重要な存在だけど、ムードメーカーでもない自分はチームに必要ないんじゃないか”


“自分が辞めた方がチームにとって良い影響があるんじゃないか”


そんなことを考える日々が続いていた。自己肯定感が元々高い方ではない自分は自暴自棄になってしまっていたかもしれない。でもそんな時に支えになったのは同期の存在だった。他の人には話しにくいことでも同期のみんなになら素直に話すことが出来て、心がすっきりして少しでも上手くなろうという気持ちにさせてくれた。



そんな中でASという新たな組織が出来ることをちょうどリーグ戦が始まるくらいの時期に知った。プレイヤーとして成長しようという気持ちは勿論あったが、自分が活躍することよりもチームが勝つことに喜びを感じる自分は、ASという組織の一員としてなら自分の居場所を見つけることができるのではないか、チームの勝利に貢献できるのではないかと思い、3年生の8月頃にASに転向することを決め、10月から正式に活動することになった。


スタッフになって最初の頃はスタッフがこんなに大変だとは思っていなかった。練習を円滑に進めるために練習前の準備を過不足なく行う必要があり、練習中も常に周りを見ながら臨機応変に対応しなければならない、練習後もきちんと片づけをしなければいけないため、スタッフになってからはプレイヤーの時とは違った疲れが練習後には残っていた。


AS組織も今年度から始めて出来た組織であったため不安はあったが、プレイヤーにどういうデータがほしいか聞いてみたり、ASがある他大学に片っ端からDMをして繋がりを増やして、どのような活動をしているか・どのように分析を行っているかなどを教えていただいたことで少しずつチーム内でのAS組織としての方向性が見えてきた。


そして迎えた東海ファイナル。自分は新人戦に負けた頃から1回も名大に勝てていなかったことから、名大に対する苦手意識があってファイナルで自分は引退してしまうんじゃないかと緊張で押しつぶされそうになっていた。しかし前日に主将の三浦けいしから勝つことだけをイメージしようと言われたことでファイナルが楽しみになっていた。ファイナルで勝った時は嬉しさと同時にまだまだ上を目指せると感じた。



最後に感謝を述べたいと思います。



スタッフのみんなへ

まずはこんな自分を受け入れてくれてありがとう。スタッフになって右も左もわからない状況の中で色んなことを教えてくれたみんなには感謝しかないです。しっかりしている子ばかりなのであえて僕から偉そうに伝えることはないですが、自分がスタッフになって学んだことを伝えたいと思います。それは主体性を持つことです。勿論目の前にある業務をこなすことも大事ですが、プレイヤーにとってどういうことをしたらいいか、チームの勝利に貢献するには何を行った方がいいのかを常に考えながら練習に取り組むことが大切であると感じました。プレイヤーが自主練で成長しているようにスタッフも成長し続けなければなりません。チームが勝つためにはスタッフ組織も現状維持に満足せず、常に変化し続けることが必要であり、強いチームはプレイヤーとスタッフが互いに求めあうことが出来る関係性ができていると思います。みんななら必ずできると信じています。あと少しだけど一緒に頑張ろう。



ASのみんなへ

あまり頼りになる先輩じゃなくてごめんなさい。上級生は少ないけど、その分自分たちでAS組織を動かすことができると思うから頑張ってほしい。困ったら僕とか他大学の優秀なASの方々に気軽に相談してね。



後輩のみんなへ

4年生を支えてくれてありがとう。ここまで来ることができたのもみんなのおかげだし、ものすごい頼りになる後輩ばかりだから安心して引退できます。



最後に同期へ

ここまで4年間一緒にいれて本当に良かった。色んな感情を共有してきたけど、最後は笑って終われるといいね。あと2戦絶対勝とう。

正直今シーズンの目標を決めるとき、自分は東海制覇派の人間だった。だけど日本一という目標を掲げたことでここまでチーム一丸となって戦ってくることができたと思う。今では自信を持って目標は日本一と言えます。まずは次の試合絶対勝とう。




AS 小森渉


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