【引退ブログ】-BLUE PRIDE- #28 夜久亮太
- 純奈 門田

- 11 分前
- 読了時間: 10分
平素より南山大学男子ラクロス部に多大なるご支援とご声援をいただき誠にありがとうございます。
南山大学4年の夜久亮太です。
あかねからバトンを受けました。
同期スタッフがどんどん辞めていく中で、本当に辛いこともたくさんあったと思うけど最後まで残ってくれてありがとう。
優勝して恩返ししたかったけど、準優勝で終わってしまってごめん。
今まで本当にお疲れ様。
次は稲葉こうき(プーさん)です。
彼の特徴といえば、やっぱり歌が上手いことと、たまにクロスを叩きつけるところですかね。あれはもう“家芸”だと思うので、ぜひ温かい目で見てあげてください。
そんな彼も、DFリーダーとして誰よりも辛い思いをしたと思いますが、本当によく頑張ったと思います
本題に移ります。
引退ブログで何を書こうか考えたときに、自分のやってきたことを胸を張って誇れるわけではありませんが、高校・大学を通して考え方や価値観が大きく変わった4年間だったと感じています。
だからこそ、この4年間を自分なりに振り返ってみようと思います。
そして、南山の後輩たちやこのブログを見てくださる人、支えてくださった人に少しでも何かを伝えられたらと思っています。

①壮大な個人目標
僕がラクロス部に入部して掲げた個人目標は、東海の歴史を変えることだった。 そのための手段として、日本代表に選ばれるという大きな目標を立てた。 この目標にした理由は、南山は日本一を目指している空間はあるけど、関東には勝てないって感じたからだ。自分が関東に通用するところを見せて、この東海の歴史を変えようと思った。
結果として、日本代表には届かなかったし、東海の歴史も変えれなかった。 何も果たせなかったけど、この目標を持って4年間を過ごしたからこそ、自分の考え方や努力の姿勢が大きく変わったと思う。
まず意識したのは、当たり前のレベルを上げることだ。 大学の練習は週5回、平日は2時間ほど。他の部活から見れば多いかもしれない。
高校時代、野球部で週6回の朝夜練、毎日のウエイト、自主練、ミーティング、食トレを当たり前にこなしていた。それがすごいとも全く思ってなかった。そして甲子園に出場した。これもまた当たり前だと思った。こんなに練習して行けなかったらおかしいってみんなで話してた記憶がある。

そんな自分からしたら大学の練習時間はまだまだ足りないと感じた。東海を代表する選手になるためにもっと練習しなきゃいけない。 だから、朝練後の自主練や壁当て、夜練後のウエイト、壁当て時間がある日は家の前の公園で素振り。 それらをすべて当たり前にしようと思った。今振り返ると、それでもまだ足りなかったと思う。
ここでみんなに考えてほしい。 今やっている練習で、本当に満足しているのか。心の底から毎日やり切ったと思ってるのかを。確かにバイトや授業で時間がないかもしれない。 けど隙間時間を使って、自分を高めることができるんじゃないか。南山の後輩は今の当たり前のレベルで本当にいいのか考えて、行動に移して欲しい。
外を見ることも積極的にやった。
日本代表の選考会、武者修行、インスタグラムで関東の選手たちと自分を比べたりした。
もちろん、武者修行に行ったからといって必ず上手くなるわけではない。
しかし、そこで何を感じ取り、自分にどう生かすかが上手くなる要因であると思う。
そして、「関東だから強い」「関東だから上手い」といった考え方はしてほしくない。
東海にも、上手くなるための環境は確実に存在している。
それを本気で掴みにいこうとしているかどうかが重要であると思う。
実際に、東海から日本代表になっている選手もいる。(南山からも数名いる)
ようやく成果として、つま恋でも関東のチームと戦えるようになり、武者修行でも互角に競り合えるようになった。

そして、目標を叶えるための通過点として迎えたのが、ファイナルの名大戦。
この試合に勝ち、日本一になって、絶対に歴史を変えてやると思ってた。
結果は惨敗。
個人としても、ファイナルはこれまでで1番雑魚かった。
悔しいというより情けなく、応援に来てくれた人々に申し訳なかった。
先に3点を取られ、自分が点を取らなければ負けるって焦ったんだと思う。言い訳だけど。そして仲間を泣かせてしまったことが何よりも辛かった。

目標を叶えられないまま引退。
ああ、やっぱりなって思った。
高校時代は甲子園に出場したものの、代走や守備固めが多くて自分の力で大きなことを成し遂げた経験はなかった。
だからこそ、大学では自分の力で何かを成し遂げたいと思っていた。
しかし、結果としてそれは叶わなかった。
それでも試合後、東海のラクロス仲間たちから「勇気をもらった」「歴代No.1選手だった」と言ってもらえた。
その瞬間、少しだけ自分の目標を叶えられたような気がした。

こうやってブログを書くともう少しなにかやれることはあったと思う。
けど、まぁまぁ頑張ったと思うので合格点ぐらいは出したい。
②失敗は当たり前
ラクロスでは失敗をたくさんしてほしい。
それが成長への近道だと思う。 僕の経験談から話すと試合が終わってから「シュート打っておけばよかった」と後悔することがよくあった。 結果を出すためにラクロスをしているのに、その結果を前に挑戦できずに終わるのが一番もったいないことだと自分の中で思った。
シュートを打たなかった時の後悔は「打っておけばよかった」。 でもシュートを打った時は決まれば最高だし、外しても「この距離は止められるんだな」「もっと練習しよう」と次につながる。
今シュートについて書いてるけど、スポーツに限った話ではない。みんなにも必ず何かしら挑戦してることがあると思う。 そして挑戦できないのには必ず理由がある。 練習不足で自信がない、仲間から信頼されていない、ゴーリーに止められるのが怖いなど理由はいっぱいあると思う。
それは単純にもったいないと思う。だって点取りたいじゃん。
だから周りを認めさせるぐらい練習して、自信がつくまで練習した。自分は自信がつくまで練習する方法をとったけど別に人それぞれでいいと思う。
そして2年生の時からリーグ戦に出て、4年生がいる中でも一番シュート本数を打っていた自信がある。全然決めてないけど。 その時のマインドは俺最強だった。俺で決めれないならまぁ他の人も無理じゃねって思ってた。 いろいろな考え方はあるけれど、練習は絶対に嘘をつかない。 打てないのは性格の問題ではなく、練習量や質、自信のなさが出ているだけ。 シュートを打つ判断なんて一瞬しかないわけで、その一瞬で打てないのは、結局、自分に自信がないからだと思う。
だからこそ、みんなにはどんどん挑戦して、失敗してほしい。そして挑戦するための努力もして欲しい。 一番多く失敗した人が、一番多く成功するための素材を持っていると思う。
だからいっぱい失敗しよう。
このブログで何かを伝えられた自信はないですが、1人でもこのブログを読んで頑張ってみようとか思ってくれたら大満足です。
最後に感謝の気持ちを伝えていこうと思います。
けいじゅさんへ
一年生の頃から本当にお世話になりました。 ファイナルで負けてしまったことは自分の中ではやり切ったという気持ちがあるので後悔はしてないです。 ただ一つ心残りなのは、けいじゅさんを胴上げできなかったことです。 みんなのためにかけてくれたお金や時間を、絶対に日本一になって恩返しするつもりでしたが、それを叶えられませんでした。 本当に情けなくて、悔しい気持ちがあります。 だからこそ、少しでも恩返しができるように、南山の後輩たちをもっと強くして、僕たちの叶えられなかった思いを継いでもらいます。 そして、後輩たちが日本一になって胴上げしてる姿をみたいです。後輩たちがんばれ。 これからもきっと色々お世話になると思いますが、これからもよろしくお願いします。
じゅんさんへ
OFリーダーになって、僕が目指していたのは潤さんのような人でした。
プレー面はもちろんですが、何よりその人間性を一番参考にしていました。
ただ優しいだけではなく、時には厳しく言うこと、そして常に相手の気持ちを考える姿勢を、潤さんから学びました。
OFリーダーとしての1年間、本当にこれでよかったのか悩むこともありました。それでも、ファイナルが終わったあとに潤さんからメッセージをくれた時に、OFリーダーをやっていて良かったと思えました。
20南山のみなさんへ
ダイキと一緒に、たくさん迷惑をかけてしまい本当に申し訳ありませんでした。
いつも生意気な態度を取ってしまっていたと思います。
でも、4年生になって初めて、みなさんの気持ちや大変さが少しずつ分かるようになりました。どれだけ真摯に僕たちと関わっていたのか、チームのために動いてくれてたのかが。それが今では心からの尊敬に変わりました。
そして、大学で初めて全国大会という舞台に連れて行ってくださり、本当にありがとうございました。
21南山のみなさんへ
生意気な後輩達をまとめてくださりありがとうございました。リーグ戦出れるかも怪しい中ファイナル4は負けてしまったけどいい試合ができて良かったです。
はるとさんのスタンシューちょっとだけ参考にしてた時期もありました。ちょっとだけ
同期へ
4年間ありがとう。頭おかしいやつばっかりだけど、その分楽しかったし、最後まで一緒にやれて良かった。
仲のいい学年だったけど、もっとぶつかることもあっても良かったとも思ってる。
けど、ここまでみんなで積み上げてきて、南山を応援してくれる人も増えたと思うし、よくやったと思うよ。

3年生
やばいやつらしかいない4年生についてきてくれてありがとう。3年生の成長があったからこそ南山は強くなったと思う。
潤也もチームのためにありがとう。
3年生は仲のいい学年だからこそ本音でぶつかって欲しい。遠慮せずに本音で話せるチームが強いと思うので、目標のためにみんな意見し合って強くなってね。
そして、4年生スタッフが少ない中、3年スタッフには迷惑いっぱいかけてごめんね。けどついてきてくれてありがとう。たまに怖かったけどそれもいい思い出。
2年生
自分をもっと持って欲しい。先輩の陰に隠れてる場合じゃないよ。自分がこのチームを優勝に導く、スタメンで試合に出る、なんでもいいから目標をもとう。東海制覇するためにはみんなのレベルアップが絶対必要だよ。日頃の積み重ねしか試合に出ないから、自主練だけは怠らないように。
OFのけんゆー、はやて、じゅに、えいとはあまり試合に出せなくて申し訳ない。
だからこそ、来年のリーグ戦では大活躍して、僕が今年出さなかったことを後悔するくらい暴れてほしい。 本気で期待してるよ。
1年生
リーグ戦の応援ありがとう。めっちゃ響いたし、苦しい時も頑張ろうと思った。本当に力になった。
上手い子もたくさんいる。けどサマーも負けたのも事実。この現実を受けて、みんな自主練や筋トレ頑張ってると思う。それでも新人戦は一回限り。この一ヶ月は全員の成長が優勝の必須条件だと思うから頑張れ。
28小池くん
OFリーダー、28を継いでくれてありがとう。俺もそうだったけど、めっちゃイライラすること増えると思うけど、一年後やっててよかったなって絶対思うから頑張れ。かんえーもカンタに任せっきりになったらダメだよ。君もめっちゃ上手いんだから。

オフェンス
ファイナル後にLINEで伝えたからあんまり言うことないけど、飲み会しましょう。後日LINEであみだくじをするので選ばれた人は幹事してね。かとたい、ひよりも参加で。KBG
だいき、かとたい
この2人がいたから、最後まで頑張れました。
だいきは一緒に自主練習したり、何でも話せる中で、大学で一番一緒にいたと思う。チームがここまで成長できたのは、間違いなくだいきのおかげ。3年ら辺からギスギスすること多くなったけど、それも仲のいい証拠。1番頼りにしてた。
かとたいは俺のフィジカルパートナーで、本当にバケモン。まじでおもしろいし、ぶっ飛んでるけど、一緒にいると最高に楽しい。
2人がいなかったら、ラクロスを続けてなかったかもしれないし、こんなに楽しいラクロス生活はなかった。ありがとう。

長かったですが、読んでいただきありがとうございました。

22南山#28 AT 夜久亮太










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