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【引退ブログ -BLUE PRIDE- 】#17 中山達仁

平素より南山大学男子ラクロス部を応援して下さる皆様、誠にありがとうございます。

22南山で副主将を務めると同時に東海地区学連委員長を務めている背番号17、MFの中山達仁です。

10月9日の決勝戦で負け、22南山の活動は幕を閉じました。気付けば、23南山が動きだし、今は新人戦に向かって一年生が必死に練習をしています。

僕が4年間部活動に身を捧げてみて感じたことは、「部活動の価値は計り知れない」ということです。こんなに喜怒哀楽を感じることができる体験は中々ない。そして僕はこのラクロス部で自分を成長させることができました。特に、学連委員長と副主将という立場をやり切ったことは今後様々なところで自信となって現れると思います。

僕は南山男子ラクロス部という環境が好きだ。本気になれる環境は何にも変え難い。

この場所で大学生活を過ごせたからこそ、大学入学前より明らかに精神的にも身体的にも成長できた。感謝しかない。

少しラクロス部での生活を振り返ってみようと思う。

大学一年生は夏の強化練に耐えてサマーリーグで優勝して、ユース交流戦ではメンバーが全然いない中、走り抜けた。新人戦に向かって練習をやっていこうという中での急なコロナ禍の始まり。新人戦が無くなるのは悲しかったけど、やるべきことは沢山あったからそれに没頭した。

大学二年生は引き続きコロナ禍だったが、壁当てとフィジカル作りで上手く時間を使えたと思う。この時期に10キロ増量できたのはかなり自分の中で大きな変化だった。8月から練習が徐々に再開した。急な体重の増加で足の小指の付け根に激痛があったが、痛み止めを飲みながら何とか練習にくらいついた。

大学2年生の1月頃からラクロス人生が少し変わった。単にプレーヤーとしての自分が学連に入ることになった。

新人戦の運営など、ラクロスが学生によって作られているのをすごく実感した。

3年になってオフェンスをもっと極めたくて1on1やランシューをたくさん考えたりしながらやって、少しずつだけど6on6で点が取れるようになっていった。

先輩達が引退して、自分達が最上級生になった。副主将と学連委員長という2つ大きなの役目を担い、誰よりも頑張るという強い意志を持ち、新体制が始まった。

学連委員長と副主将は想像通り、多忙な日々が続いた。練習中の顔が死んでいるとどれだけ言われたのだろうか。自分の立ち位置、存在意義に常に悩まされてきた。果たして両立ができているのか?この答えの無い問いに永遠と心を縛られて送る生活は中々に険しい道のりだった。

でも、どれだけ忙しかったり、悩んだりしても自分が副主将と学連委員長を掛け持ったことを後悔する日は無かった。

そこにはラクロスの有り余る魅力、仲間の存在があったんだと思う。

学連で言えば、

自分が本気になって活動したい場所を自分で作っていけることの価値

ラクロスには本気になってもらう価値があると気付いてもらえる大会やイベントを運営する価値

自分が本気になって活動できているラクロスを次世代に繋いでいくために環境を整える価値

プレーヤーで言えば、

できないことができるようにするために試行錯誤して毎日を過ごせる価値

仲間と喜怒哀楽を共有できる価値

チーム全員で勝利に向かって歩んでいける価値

他にも沢山あるが、全ての価値が自分に無限の活動力を与えてくれていたんだと思う。

俺はこの4年間で本当に色々な経験をさせてもらえた。

学連と部活で過ごしてきた学生生活、ラクロスに捧げてきた累計の時間は正直誰にも負けてないだろう。

だからこそ、決勝戦で負けた時は悔しくて堪らなかった。決勝から二日間くらいは本当に何もする気が起きなかった。「負け」という事実は結局上手く両立させれてはいなかったということを無情にも伝えてくる。自分の力不足を嫌というほど実感させられた時間だった。

けど、落ち込むのもここまでにします。

まだ学連でやるべきことも残ってるし、未来に向けて他にもやるべきことは沢山ある。

少しでも前に前に。ラクロスを通して得られた経験は一生の思い出であり、それを活かさずに今後の人生を歩むのは勿体無い。

部活動を通して関わってくれた人、本当にありがとう。

少しだけどお礼を書かせて欲しい。

同期へ

俺がラクロスに本気で向き合えたのは、同期全員がラクロスに対して真剣に向き合っていた世代だからだと思う。4年間一緒にラクロスできたことを誇りに思う。

後輩へ

4年生が少ない中、DF中心に本当によくやってくれた。本当にありがとう。すごく頼りになったし、来年がとても楽しみだよ。まずは直近に新人戦があるね、一年生達よ、サクッと全国決めてきな!

学連へ

一人一人が自立していて、とても頼もしい仲間ばっかりだったな。なんとかやってこれたのは間違いなく君たちのおかげだ。

あとちょっと頑張ろか、最後までやり切るぞ

22南山に関わってくれたOBOG、コーチの方々へ

良い結果を持ち帰ることができず、申し訳ありません。22南山を応援して下さり、誠にありがとうございます。22南山の活動は終わってしまいましたが、頼もしい後輩達が作る23南山の活動は既に始まっているので応援の程、宜しくお願い致します。

4年間本当にありがとうございました。

いつ見ても良い景色だね。

後輩達、任せたよ。

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