kickoffブログリレー FOリーダー 家木笙太

平素より多大なるご支援、ご声援、ありがとうございます。今シーズンのFOリーダーを務めさせて頂く家木笙太です。


僕は自分の意見をあまりチームの皆に言ったことはないですが、キックオフブログという良い機会を頂いたので、僕が「学生日本一」という目標について考えている事を書いてみたいと思います。人文学部の溢れる文才に、畏れ慄いて下さい。



「学生日本一」

果てしなく遠く、困難な目標だ。

言葉には責任が生じる。

正直今のチームが口にする事すら憚られる目標だと感じる。

学生日本一になるという事は、当然他地区の強豪を倒さなくてはならない。


彼らが今まで日々積み上げてきたものに匹敵する何かを、僕は今持っているだろうか。

彼らが伝統を重んじ、身を削って来た3年間、僕は一体何をしていただろうか。

今まで何度妥協を繰り返し、努力に自己満足し、結果手放した勝利がいくつあっただろうか。

僕が休んでいる間、当然彼らは練習を積み重ねただろう。約3年の間に積み重ねられた差は大きくなり、「頑張る」、「努力する」程度では到底覆せない域まで達している。

それを踏まえた上での「学生日本一」だと今一度認識しなくてはならない。


この差を覆すためには努力をする事は大前提。

自主練の時間を増やすとか、練習の質を高めるだとか、その程度のものでは到底覆らない。

彼らが死にものぐるいで積み重ねた3年間を、烏滸がましくもたった1年間で獲得しようとしているのだ。当然である。


全てを捧げるという言葉を使う人間の大半は全てを捧げていないので、この言葉を使うのは不本意ではあるが、本当の意味で全てを捧げ、初めて土俵に立てるだろう。いや、立てるかすらもわからない。


少なくとも「学生日本一」という言葉を口にした時から、その重圧を引退するまで背負い続けることを強いられる。常日頃の判断基準はその目標の達成への最適解か否かが基準となり、少しの妥協も許されない毎日が続くだろう。再三主将が口にしていた言葉だが、「覚悟」とはこういう意味を持つと思う。そして我々が倒そうとしている彼らは、言うまでもなく、その「覚悟」を入部当初から持ち続けている。この「覚悟」を持たなければ同じ土俵に立つことすら許されない。


引退時に「学生日本一」を達成しているか。そうではなくても、一分の隙もなく「全力を尽くした」と胸を張って言えるのか。それとも、中途半端な過程と結果を自己正当化し、薄っぺらい言い訳をするのか。


結末は全て、今この瞬間からの行動によって左右されている。しかし大半の者はいずれ当初のモチベーションを失うだろう。


モチベーションなど不確かなものに頼ってはならない。試合の当日だけ爆発的な力を発揮するなど都合の良いことは起こらない。すべき事を考え抜いた上で、確実に実行する。


これが我々に残された「学生日本一」を達成するための唯一の方法である。





#34 家木笙太





特集記事
近日公開予定
今しばらくお待ちください...
最新記事