引退ブログリレー【-BLUE PRIDE -#1 中村優心】

 3年生、G 中村優心です。自分はこれからチームを引っ張っていく立場にもかかわらず、プレイヤーとして引退します。ラクロス部関係者の人からしたら、全員が「なんで?」と聞くと思います。自分でも未だにラクロスをやらなくなる想像がつかないし、グラウンドに行けなくなるのが寂しくて寂しくてしょうがないです。しかし、自分は約2年間コスタリカという国に行く決断をしました。

 



 まず、自分の思いを書く機会を与えていただきありがとうございます。私は書くにあたり、同期や先輩方、後輩、コーチ、ラクロス関係の人たちに感謝の思いを伝える場にしようとし、一度書き終えました。しかし、読み返すと南山男子ラクロス部から引退する人のブログになってしまい悲しくなりました。私はプレイヤーを引退するだけで籍は残させてもらうし、まだ勝つための戦力になりたいと思っているので、そのようなブログは来年、同期と共に2つ目の引退ブログを書こうと思います。そこで、ラストイヤーを捨ててまで、コスタリカに行く理由について書かせていただこうと思います。

 



 私は小学生の時から野球をやっていて、プロ野球選手になることが夢であった。父によく連れてもらったナゴヤドームや東京ドームに入るときに目に飛び込むあの光景とあの満員の大歓声が忘れられなかった。でも、年齢が上がるにつれて、自分の実力では叶わないことが分かってきた。高校三年生の時も三重県大会決勝で負けて、あと一歩のところで甲子園を逃した。また、自分は試合にも出られなかった。でも、プロ野球の世界で働きたいという思いは消えなかった。そんな時にテレビでよく見るプロ野球選手の通訳になりたいと思うようになった。ヒーローインタビューで流暢に外国語を話し、選手と同じユニフォームを着て、グラウンドに立っている姿がかっこいいと思った。そこから本気で通訳になろうと決意した。

 まず、その夢を達成するために英語だけでなくスペイン語を習得する必要があると思った。なぜならプロ野球界にはスペイン語圏である中南米(ドミニカ共和国やキューバなど)出身の選手が多く在籍しているからだ。そこで、私は南山大学外国語学部 スペイン=ラテンアメリカ学科で学びたいと思った。そこは夢を叶えるために完璧過ぎる大学であった。なぜなら、通訳は言葉の翻訳だけでなく外国人選手の生活など、すべてにおいてサポートしなければならない。だから、スペイン語の高度な運用能力に加えて、中南米の文化や社会を学ぶ必要がある。そして、その学科ではその両方を学ぶことができる。また、日本で中南米を専門にしている学科は南山にしかないのである。そして、無事入学することができ、在学中に勉強を頑張って中南米に行くと決めた。その手段として外務省が主催しているJICAのプログラムを使用したいと思った。なぜなら、そのプログラムでは派遣国で野球を指導したり普及したりするため、野球用語のスペイン語を習得でき、現地の文化を肌で感じることができるからである。でも、コロナ感染症の関係でその募集は中断されていた。そんな中、今年の6月ごろにまた募集が始まった。そこで、同期と相談して一度受けてみることにした。でも、合格することはないと思っていた。なぜなら、参加する人の多くが日体大や東海大学の野球部などの強豪大学出身者でかつ社会経験を持っている社会人であるからである。社会経験がなく、ましては大学で野球をしていない自分は厳しいと思っていた。また、もし奇跡的に合格したとしても行くかどうか迷っていた。なぜなら、ファイナルで点を取られて負けた悔しさや幹部として新チームについて話し合ったりするたびに、来年こそは必ず勝ちたいし、勝てるチームであると強く思っていたからである。

 そんな時に、先月、合格通知がきた。驚きと同時に素直に嬉しかった。でも、最上級生となってチームを勝利に導こうとあれだけ思っていたのに、JICAの方に少し気持ちが傾いてしまう自分がいることに葛藤していた。決断するまで50%、50%で本当に迷っていた。そして、同期にもそれを伝えた。すると、残ってほしいけど行って来いとみんなが言ってくれた。しかし、それを聞けば聞くほど同期は本当に自分のことを考えてくれていて、そんな仲間と最後はやっぱり勝って終わりたいと思った。そして、同期、先輩の方々、コーチ陣、家族など多くの人たちと話した。その結果、人生を長期的に見て、自分のために、自分の夢を叶えるためにJICAの方を選ぶ決断をした。

 私はコスタリカという国に約2年間派遣される。そこで野球の普及と技術向上、そして、野球を通した青少年の人材育成を行う。例えば、野球教室を開き、小中学校を巡回して体育の授業で野球型授業をする。また、18歳以下コスタリカ代表の監督をする予定とのことなどで、その時にコスタリカ代表チームの監督として日本に来ることができたら嬉しい。

 





 南山男子ラクロス部に関わってくださっている皆さま、ファイナルでのいっぱいの応援スタンドの光景と大歓声を忘れません。多くの人たちの支えによって私たちはプレーできていると改めて感じました。本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

 





 最後に、同期には本当に申し訳ないと思っています。最後勝って、また飲みに行って、カラオケ行って一緒に熱唱したかったです。でも、この新チームは本当にいろいろなことを変えています。ここ数年の南山とはまるで違う姿を見せることができます。素晴らしい行動力とチームへの影響力を備えているけいし、翼、しゅんちゃんを中心に大きなチーム変革をしています。必ず勝てます。また、まひろとこうたにも本当に申し訳ないと思っています。無責任な発言だけど二人とも本当に上手いから自信もって南山のゴールを守ってほしいです。また出発するまでにゴーリーで飲もう。そして、一番お世話になったゆうさん、かずきさんには感謝しかありません。再び、このようなかたちになり、僕は毎回トラブルメーカーだと自覚しています。また迷惑をかけてしまいますが、まひろとこうたのためにグラウンドにたくさん来ていただきたいです。よろしくお願いします。

 




 なぜか今もこの決断に後悔するときがあります。しかし、もう決めたことなので後悔はなかったと思えるように頑張っていきます。そして、ラクロス部への恩返しとしては必ずプロ野球の通訳となりみんなをナゴヤドームや東京ドームに招待することだと思います。

 Muchas gracias

 南山男子ラクロス部の中村優心としてコスタリカに行ってきます!

 Vamos!!!



 引退試合までしてくれてありがとうございます。

 胴上げもしてくれました。




 わたる、俺以外の人と話してね

 

 

 

 最後にみんなが馬鹿にするコスタリカの絶景を載せます

 僕たちの学年は卒業旅行でコスタリカに来ると聞きました。ありがとう!



#1 G 中村優心

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